千葉外房有料道路
千葉外房有料道路誉田料金所
誉田区間 | 茂原区間 | |
路線名 | 主要地方道67号生実本納線 | |
有料道路区間 | 千葉市緑区鎌取町〜誉田町 | 千葉市緑区誉田町〜茂原市 |
総延長 | 14.3km | |
供用開始日 | 1980年2月1日 | 1985年4月24日 |
事業費 | 233.8億円 | |
料金 | 普通車 310円 大型車T 470円 大型車U 1050円 軽自動車等 200円 軽車両等 30円 |
普通車 310円 大型車T 470円 大型車U 1050円 軽自動車等 210円 軽車両等 30円 |
【歴史】 |
東京、千葉方面と外房方面を連絡する道路のうち、主要地方道千葉大網線は重要な幹線道路であり、 当該道路の存する地域の開発や観光開発の進展に伴い、 交通量の増加は著しく慢性的な交通渋滞を起こしていました。 しかも沿線は人家連担地域であり、現道の改修は著しく困難でりました。 そこで新たにバイパス道路を建設することになり、1973年に誉田区間の工事が開始され、 1980年に開通し供用を開始しました。その後茂原区間の工事が引き続き行われ、1985年に全通。 これによって交通の円滑化を図られ、地域の発展に寄与することとなりました。 |
【現在の状況や問題点など】 |
千葉外房有料道路を、このレポを書くにあたって詳しく調べるまで、甘く見ていました。 千葉市と九十九里方面を結ぶ有料道路には、千葉東金道路という大きなライバルがいたからだ。 千葉東金道路のメインの利用区間である千葉〜東金間の料金は400円。 対して千葉外房道路は全線走行して620円。千葉外房道路のほうが200円以上も高い。 加えて千葉東金道路は、千葉東JCTで京葉道路と接続しているうえに、 東金九十九里道路の開通によって一層九十九里との距離が短くなった。 これでは千葉外房道路はかないっこない。 ところが、確かに千葉東金道路に通行台数で大きな差があり、 おまけにここ数年利用台数が減少の一途を辿ってはいるものの、 それでも1日1万2000台以上の交通量があるとは思わなかった。 どうりで誉田区間が片側2車線に拡幅されるわけだ。 また誉田区間と茂原区間に分かれているため、片方だけの利用に限れば310円で済む。 特に誉田区間は高速と見間違うほどのいい2車線道路であるため、 ここだけ利用しても下道とはかなりの時間短縮効果があるだろう。 茂原区間は並行する道路がないので、茂原〜千葉間の移動には特に効果を発揮する。 他の高速と接続していない欠点があるが、千葉市側は千葉東金道路の大宮I.Cが非常に近いので、 京葉道路とのアクセスも容易である。う〜ん、千葉外房道路あなどれん。 |
今回は千葉市から茂原市に向けて走行してみた。千葉外房道路を千葉市側から走行すると、まず誉田区間に入る。
始点は鎌取I.Cであるが、今回は数百m先の平山I.Cから、千葉外房道路に乗り入れた。
誉田区間は片側2車線。片側2車線化が完成したのは、つい最近の2000年。
2車線化によって、非常に走りやすい道路になっていた。しかも下道とはインターチェンジによって接続する形になっていて、
信号もなくまるで高速道路のような道である。千葉県道路公社が立てた「高速道路ではありません」という看板も、
ちょっと無理があるくらいいい道路である。でも最高速度は60kmなので、お忘れなく。
誉田区間は片側2車線。まるで高速道路のようである。
こういうトンネルがあるところが、一般有料道路らしい
いくつか道路をくぐると、誉田区間の誉田料金所が見えてくる。普通車は310円。
料金所を過ぎると高田I.Cとなるが、下り線出口と上り線入り口のみ。
さらに誉田区間の景色
さらに進むと誉田I.Cとなり、誉田区間は終了。ここで片側2車線区間も終わり、茂原区間は片側1車線の対面通行となる。
しかしセンターラインにポールが立っていないので、有料道路といった雰囲気はまったくなく、
どこにでもある山間道路といった感じである。
誉田I.C。ここで片側2車線は終了し、茂原区間に入る。
茂原区間。一気に雰囲気は変わり、有料道路とは感じられない。
やがて茂原区間の大野料金所が見えてくる。茂原区間も普通車は310円。
大野料金所を過ぎると、大木戸I.Cとなる。
大野料金所
大木戸I.C
大木戸I.Cを過ぎると、下り線唯一の大野P.Aの看板が見えてきた。
大野P.Aはトイレの他、売店と簡易レストランが入った建物があった。
大野P.Aへの下り坂
大野P.A
大野P.Aを過ぎると、板倉I.C。その後、トンネルと呼べる唯一のトンネルである、板倉トンネルを抜ける。
さらに桂I.Cが続き、あっという間に終点に着いてしまう。
板倉I.C
板倉トンネル
桂I.C
終点
【感想】 |
誉田区間と茂原区間で、これだけ雰囲気が違うとは思わなかった。 誉田区間はほとんど高速道路といってもいいくらいの道路なのに、 茂原区間は整備が行き届いた林間道路といった雰囲気で、 有料道路らしいのはインターチェンジがあるところくらい。 ただどちらも下道とはインターでしか接続していないので、 非常に走行しやすかった。 |
2005年3月4日公開