富津館山道路
富津館山道路富浦料金所
路線名 | 国道127号線 |
有料道路区間 | 富津市〜安房郡富浦町 |
総延長 | 19.2km |
供用開始日 | 富津竹岡〜鋸南富山 1999年3月27日 鋸南富山〜富浦 2004年5月29日 |
事業費 | 1121億円 |
料金 | 全線走行で 普通車 650円 中型車 800円 大型車 1050円 特大車 1800円 軽自動車等 500円 |
【歴史】 |
千葉県富津市竹岡から千葉県安房郡富浦町深名に至る、 延長20.4kmの自動車専用道路となる、一般国道127号富津館山道路。 館山自動車道、東京湾アクアライン、首都圏中央連絡自動車道などの 幹線道路と一体となって千葉県の広域的な道路網を形成し、 沿線地域のみなさんの暮らしを支え、経済・文科等の発展に寄与するとともに、 一般国道127号の交通渋滞緩和等を目的に計画された道路です。 昭和62年度から工事に着手し、 富津竹岡インターチェンジから鋸南富山インターチェンジまでの延長11.5kmが 平成11年3月27日に開通。平成16年5月29日に、 残る鋸南富山インターチェンジから富浦インターチェンジまでの延長8.9kmが開通しました。 |
【現在の状況や問題点など】 |
富津館山道路は、館山自動車道ともに東関東自動車道の一部と見なされている。 実際には一般有料道路であるが、利用者にとっては高速道路であり、 主だった道路が国道127号線しかない南房総館山までの道路環境が、 大きく改善されることが期待されている。 2004年に富津館山道路全線が開通したうえ、 2005年には館山道の富津中央〜富津竹岡間が開通したが、 未だ館山道の君津〜富津中央間が建設中であり、東京千葉方面と高速で結ばれていない。 そのため盲腸線の状態が続いていて、なかなか利用台数が上がっていない。 1日5000台程度の交通量は、片側1車線道路とはいえやはり期待された量ではない。 館山道が全線開通し、東京千葉方面と高速で結ばれない限り、 大幅な交通量の増加には結びつかないのであろうか。 富津館山道路は、館山道とともにアクアラインの交通量増加にも結びつくと考えられている。 一般道の整備が遅れていて、首都圏最悪のひとつに挙げられていた南房総も、 高速が開通すれば大幅な時間短縮が見込まれる。 そうなれば川崎横浜方面の人達も、普段は高い料金で見向きもしないアクアラインを使って、 南房総に来てくれるかもしれない。 利用客低迷に同じように悩むアクアラインのためにも(こっちのほうがもっとヒドイが)、 館山道の早期全線開通を望むところである。 |
今回は、富津竹岡I.Cから富浦I.Cを目指して走行してみた。
君津I.Cから館山自動車道に乗り入れた私は、そのまま南下して[20]富津竹岡I.Cから富津館山道路に入った。
富津館山道路は暫定片側1車線供用。対面通行のため最高速度は70kmであり、センターポールが立てられていた。
またインター番号は、館山道から繋がっている。
起点の[20]富津竹岡I.C
富津竹岡I.Cから富津館山道路に入ると、いきなりトンネルが姿を現す。
竹岡第一トンネル(159m)であり、ここから終点までトンネルが連続していくことになる。
竹岡第一トンネル
その後も竹岡第二トンネル(430m)、金谷第一トンネル(826m)、金谷第二トンネルと計4つのトンネルが続く。
金谷第二トンネルを抜けると、[21]富津金谷I.Cとなる。
竹岡第二トンネル、金谷第一トンネル。
富津金谷I.Cまで残り500mをきって、金谷第二トンネルへ。
[21]富津金谷I.C
富津金谷I.Cを過ぎると、今度は鋸山の下をくぐる鋸山トンネル(1551m)に差し掛かる。
富津館山道路のトンネルでは、一番長いトンネルかもしれない。
鋸山トンネルを抜けると、さらに元名トンネル(133m)、保田トンネル(219m)と続いて、[22]鋸南保田I.Cに達する。
鋸山トンネル
鋸南保田I.Cまで残り1kmをきって、元名トンネルへ。
保田トンネル
[22]鋸南保田I.C
鋸南保田I.Cから、もう次の大帷子トンネル(481m)の姿が見えていた。
さらに吉浜トンネル(136m)、大吉トンネル(322m)、さらに中佐久間トンネル(424m)と4つのトンネルを抜けると、
もう[23]鋸南富山I.Cであった。
大帷子トンネル
吉浜トンネル。奥にちらり見えるのが、大吉トンネル。
中佐久間トンネル
[23]鋸南富山I.C
鋸南富山I.Cからは、またもや次の下佐久間トンネル(408m)が見えていた。
トンネルを抜けると、富津館山道路唯一のP.Aである、富山P.A(ハイウェイオアシス富楽里)が見えてくる。
下佐久間トンネル
ハイウェイオアシス富楽里
富山P.Aを過ぎると長い直線の下りの後、とみやまトンネル(1450m)、富浦トンネル(580m)、枇杷山トンネル(453m)、
とさらに3つのトンネルをくぐる。これでようやくトンネル群が終わり、終点の[24]富浦I.Cへ向けて下っていく。
珍しく長い直線の下り
とみやまトンネル、富浦トンネル
富浦I.Cまで残り2kmをきって、枇杷山トンネルへ。
[24]富浦I.C
【感想】 |
実際に走行してみての感想だが、トンネルばっか(笑)。 インター間の距離が短いこともあるが、 インター以外の場所ではトンネルと橋の連続。 事業費がかかってしまったこともうなずける。 しかし道路のほうは、非常に走行しやすかった。 |
2005年6月5日公開