石岡有料道路
2005年3月31日より無料解放
石岡有料道路料金所
路線名 | 国道355号線 |
有料道路区間 | 石岡市 |
総延長 | 2.4km |
供用開始日 | 1981年4月1日 |
事業費 | 14.5億円 |
料金 | 普通車 100円 大型車T 160円 大型車U 370円 軽自動車等 70円 軽車両等 10円 |
【無料解放へ】 |
石岡有料道路が、2005年3月31日から無料解放されることになったそうな。 1981年に開通し、30年の料金徴収期間を設けていたため、 6年の償還期間を残しての無料解放である。 1日4000台以上の交通量を見込んでいたそうだが、 その半分の2000台ちょっとしか利用されなかったこと。 普通車の料金は100円と、非常に安く設定されていたが、 それでも大型車には割高に感じられたのか通行が少なく、 無料解放される深夜に通行されてしまっていたこと。 そのような状況が続いたことで、石岡市などの付近の自治体から、 再三無料化の要望が出されていたのだが、ようやく県もそれに答え、 未償還分は県と自治体が折半で負担することで無料化することにしたそうだ。 国道355号線は、石岡の市街地を貫いているため、 このバイパスを通行することで渋滞緩和や大幅な時間短縮が得られるのだが、 県道7号のバイパスの整備などで、この有料道路の存在意義も開通当初から比べて、 薄れてきたと言えるのかもしれない。 そういった意味では、6年早く無料解放されることは、 地域住民にとっては非常にありがたいことだろう。 今まで有料ということで使わなかった人も、無料解放されればこの道路を使ってくれる。 そうなれば付近の道路事情も大きく変わるだろう。茨城県の英断を評価したい。 |
無料解放を11日後にひかえた、2005年3月20日。最初で最後の石岡有料道路の実走を行った。
せっかくなので往復したのだが、今回は国道6号線から、八郷町に向けて走行したレポを書くことにする。
恋瀬橋北交差点から始まる国道355号線バイパスは、最初の信号から有料道路区間に入る。
ただバイパスといっても片側1車線道路である。
石岡有料道路入口
既に開通から24年が経っているにもかかわらず、付近は建物がまったくなく、閑散としていた。
そのためバイパスという雰囲気はまったく感じられなかった。
有料道路区間に入るとすぐ、料金所が見えてくる。料金所も非常に簡素な物であった。
この料金所も、あと数日の命なのであろうか。
料金所を過ぎると、常磐自動車道の下をくぐる。その後右カーブして、上り坂となる。
常磐道の下をぐぐる
右カーブして上り坂に
上りきると当然下り坂になり、下りきるともうそこは有料道路区間の終点であった。
今度は下り坂に
有料道路区間の終点
【感想】 |
有料区間は完全な郊外であったため、片側1車線ではあるが、 信号もなく走りやすかった。ただあまりに周りに何もなくて、 バイパスという雰囲気がまったく感じられなかったが。 |
2005年3月20日公開