城ヶ島大橋


城ヶ島大橋料金所

有料道路区間 三浦市
城ヶ島大橋総延長 575m
供用開始日 1960年4月
事業費 7億円
料金 小型乗用自動車 100円
普通乗用自動車 150円
路線バス 200円
その他のバス 520円
特殊自動車 300円
軽自動車  50円
【歴史】
1955年前後、遠洋漁業の急速な発展に伴って、
三崎漁港では漁業関連用地が不足する事態となりました。
これ以上大幅な拡張の望みがないため、
三崎の対岸である城ヶ島にその埋立用地を求めました。
このため城ヶ島の漁業用地の経済的価値を高めるとともに、
施設の高度利用を図るために、
城ヶ島と三崎を結ぶ城ヶ島大橋が建設されることになりました。
総事業費7億円をかけて、1957年4月に起工。
1960年4月に完成しました。
【現在の状況や問題点など】
城ヶ島大橋は、城ヶ島と三崎を結ぶ唯一の道路であるため、
城ヶ島を車で訪れる観光客は、渡橋料を払わざるをえないのだが、
普通車100円(3ナンバーは150円)の料金は、
地元住民にも観光客にも納得のいく安さであろう。
また城ヶ島は行ったら当然戻ってこなければならないため、
渡橋する全車が往復利用することになる。
そこで城ヶ島大橋の料金は、往復料金となっていて、
三崎に戻る際は料金を払う必要はない。
なお城ヶ島大橋の事業費は、23年間かけて償還されたそうだが、
橋の維持のために現在も渡橋料を徴収しているそうな。
ま、神奈川県東部漁港事務所が管理しているのだから、
これはしょうがないかな。

今回は当たり前だが、三崎側から城ヶ島に向けて走行してみた。
県道26号線から、城ヶ島方面に向けて左折して進んでいくと、城ヶ島大橋の案内板がいくつも見受けられた。
城ヶ島大橋の建設に合わせて、その連絡道路も当時作られたそうだが、それがこの道路なのだろう。
進んでいくとやがて料金所が見えてくる。2003年12月に料金所を新しく立て替えたばかりだそうな。
100円を払って進むと、そこはもう城ヶ島大橋。若干の上り坂となって、橋の一番高いところではかなり眺めがよかった。


城ヶ島大橋を上っているあたり

橋の中心付近

橋は500mたらずのため、あっという間に渡り終えてしまった。城ヶ島側は大きくループしながら高度を下げていき、
その下り坂の途中に城ヶ島公園へ向かう道が分岐していた。ループの内側は駐車場となっていた。
橋をくぐって西側から、城ヶ島大橋全景の撮影を済ませたが、逆光であまりいい写真が撮れず、
無理な角度は承知で東側から撮影した。


城ヶ島大橋全景

帰りに再び城ヶ島大橋を渡り、料金所を素通りして有料道路区間は終了した。

【感想】
こんないい橋がたった7億円で建設できたのだから、
いかに当時の物価が安かったかが伺える。
橋の真ん中部分が赤くなっているのも、個人的には好きである。

2005年3月2日公開

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