松戸野田有料道路


松戸野田有料道路料金所

路線名 主要地方道5号松戸野田線
有料道路区間 流山市〜野田市
総延長 7.1km
供用開始日 1977年10月1日
事業費 46.5億円
料金 普通車  200円
大型車T  320円
大型車U  730円
軽自動車等  100円
軽車両等   20円
【歴史】
県道松戸野田線は、県内、東葛、葛南地域と、
埼玉、栃木方面を結ぶ主要地方道であるため、交通量の増加が問題となっていました。
県道沿線は都市化の傾向が著しく、現道を拡幅整備することが困難であったため、
バイパス道路を新設して、今後もなお激増が予想される交通量に対処することとなりました。
有料道路として建設することが決まった本道路は、1972年10月に工事が開始され、
46.5億円の事業費と約5年の歳月をかけて1977年10月に供用を開始しました。
本道路の開通によって、現道の渋滞緩和ならびに交通の分散がなされ、
地域におおいに役立つこととなりました。
【現在の状況や問題点など】
国道16号を筆頭に、県道5号、県道7号、埼玉県道21号など、
付近には松戸野田有料道路と同じ役目を果たす道路が多数ありながら、
1日約8300台もの交通量があるのは、いかにこの道路が有効であるかを物語っている。
1992年に流山インターが新設されたことによって、
常磐道の車両が流山有料道路を介して、直接流入するようになったことも大きいが、
現道の県道に比べて時間短縮が大きく、
料金を払ってでもこの道路を使う価値があると思わなければ、
いくらベッドタウンとはいえ利用台数に伸び悩みがみられてもおかしくないからだ。
ただ、一言言わせてもらうとすれば、せっかくのバイパスの有料道路なのだから、
片側2車線で建設してほしかったな、と思う。
住宅地をなるべく避けるように作られているため、信号も現道に比べて少なく、
利用価値の高い都市間道路なのだから、片側1車線では物足りない。
この道路が2車線であったら、利用価値はさらに高まったであろう。
当然国道16号をはじめとした付近の道路の渋滞緩和にも、さらに役立ったことであろう。
もったいない。

今回は、野田市から流山市方向を目指して走行してみた。
野田市を横切る県道19号に接続している、県道5号バイパスに入っても、
すぐ有料区間になるわけではなく、しばらくは一般道路である。
上花輪から有料区間に入る。それまでは住宅地であったが、有料区間からいきなり田園風景になる。


松戸野田有料道路、野田側起点

松戸野田有料道路は片側1車線。
有料道路らしく、沿道に建物は一切なく、田園風景が続く。
それでも立体交差はないので、信号もいくつか存在する。
やがて利根運河にかかる運河大橋にさしかかる。


運河大橋への上り

565mの運河大橋手前で、流山市に入る。
運河大橋を渡り終えると、まもなく料金所に着く。
料金所の横には、公社の建物があり、トイレもあるのだが非常にわかりにくかった。


料金所から見る運河大橋の上り

料金所を過ぎても、沿道の風景に変わりはない。
あいかわらず片側1車線の快適な道が続いている。


永遠と続く田園風景

有料道路も終わりにさしかかる頃、ジャンクションのような構造があらわれる。
ここから流山有料道路が分岐していて、常磐道流山インターに接続している。


流山起点側からみた、流山有料道路への分岐。
直進は松戸野田有料道路、左折は流山有料道路。

分岐を過ぎると、まもなく現道にぶつかって有料道路は終了する。

【感想】
さすがに日曜に走行したため、平日より交通量が少なかった。
そのため非常に快適に、7kmほどをあっという間に走行してしまった。
田園風景が続くため、付近のベッドタウンの喧騒がうそのようだった。
信号によって一般道とも接続しているので、
料金所をうまく避ける車もあろうが、運河近くに料金所を設置しているのは、
公社側から見ればうまい設置場所だと思った。

2004年3月26日公開

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