三浦縦貫道路


三浦縦貫道路料金所

路線名 主要地方道26号横須賀三崎線
有料道路区間 横須賀市
総延長 4.7km
供用開始日 2000年3月4日
事業費 410億円
料金 普通車  300円
中型車  350円
大型車  500円
特大車  850円
軽自動車  250円
【現在の状況や問題点など】
三浦縦貫道路は、県道横須賀三崎線のバイパス道路としての機能と、
国道134号から横浜横須賀道路衣笠I.Cへのアクセス道路としての機能の、
2つを期待されて建設された有料道路である。
三浦半島最南端の三浦市は、城ヶ島に油壺と観光スポットが多く、
週末には多くの観光客に賑わう。
その観光客の車が帰りに横浜横須賀道路に至る間、
渋滞を引き起こしているそうで、その渋滞を解消するため、
衣笠I.Cから三浦市初声までの間に建設しているのがこの三浦縦貫道路であり、
現在は横須賀市林までの、第1期の区間が供用されている。
だが、状況は良くない。予定されていた収入額の1/3しか得られておらず、
毎年赤字が増え続けているそうだ。
そりゃそうだ。わずか4.7kmの道路を通行するのに、
普通車ですら300円も料金がかかるだ。いくらなんでも高すぎる。
並行するように県道が走っているのだから、
地元民はこんな道路をわざわざ金を払ってまで乗ろうとはしない。
しかも接続している横横道路は、輪をかけて料金が高いのだから、
よほど下道が混んでいてどうしょうもない、といった状況でもなければ、
5kmくらい我慢して衣笠インターにいくか、
あるいは佐原インターから横横道路に乗るだろう。
交通量を増やすには、普通車の料金を最高でも200円、
出来れば150円くらいにまで下げるべきだ。
このくらいの料金なら、乗ってもいいかなという気持ちになれる。
ぜひ通行料金の値下げを検討してもらいたい。
ただ、現在の1日の利用台数4000台は、予想より多かった。
正直2000台程度かと思っていたので。
やはり横横道路と接続していることが、300円でもある程度の利用客は、
見込まれたということか。

今回は横浜横須賀道路衣笠I.Cから、三浦市に向けて走行してみた。
料金所を出ると、一般道に下りる道路と、三浦縦貫道路に接続する道に分岐する。


衣笠I.Cの料金所を出たところの、三浦縦貫道路入り口

三浦縦貫道路は、片側1車線。センターラインにポールが立てられていて、少々圧迫感がある。
乗り入れるとすぐにトンネルをくぐり、その後も一直線に三浦市方面に貫いている。
あっという間に料金所に着く。料金所は無人で、機械による料金支払いのシステムであった。


料金所までの景色

料金所を過ぎると、さすがに5km弱の道路はあっという間に終点に到達してしまう。
あえてコメントするなら、もう1回トンネルをくぐるくらいか。対向車はほんとにわずかであり、ガラガラであった。


料金所を過ぎての景色

【感想】
料金はさておき、片側1車線ではあるが非常に走りやすかった。
この道路がさらに延伸されれば、城ヶ島へ行くのに、
大変便利になることだけは確かだ。
トンネルや橋を使って、ほぼ1直線に貫いているのも、
好感が持てるところ。有料道路としては申し分ないレベルであり、
この道路が生かされることを願うのみである。

2005年3月2日公開

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