那須高原有料道路


那須高原有料道路湯本料金所

路線名 主要地方道17号那須高原線
県道290号那須甲子線
有料道路区間 那須郡那須町
総延長 1周10.5km
供用開始日 1965年6月
事業費 不明
料金 普通車  360円
大型車T  580円
大型車U 1320円
軽自動車  260円
軽車両等   50円
【歴史】
この道路は、那須湯本温泉までは幅員6m、勾配10%の改良舗装済の道路でしたが、
それより先の終点登山口までは、最小幅員2.5m、最急勾配14.8%、
最小曲線半径10mの砂利道だったために、
極めて悪路で本区間沿道の温泉や茶臼岳登山用に開設さたロープウェーも、
その乗り場までのバスの乗り入れにも困難な状況にあり、
本地帯の観光開発に大きな障害となっていました。
このため、この道路を早急に改良し利用の円滑、快適な通行を確保するとともに、
高原地帯一円の均衡した開発を図り、
日光国立公園における那須温泉周辺の観光ルートを確立して、
利用価値を高めるために開発し、昭和40年6月に供用開始しました。
【現在の状況や問題点など】
那須岳は、栃木県内唯一の活火山であり、現在も噴気が上がる山として、
県内はもとより首都圏や東北地方から、多数の観光客が訪れる観光地として有名である。
ボルケーノハイウェイという愛称で呼ばれている那須高原有料道路は、
そんな那須岳の南東斜面に、1周約10kmの周回道路として広がる観光道路であり、
ロープウェーに乗って那須岳に登山する客、大丸温泉や弁天温泉への湯治客、
などで週末には賑わいをみせている。
なお那須岳とは、那須連峰の総称のことであるが、
一般的には主峰の茶臼岳のことを指すらしい。

今回は、那須湯本から有料道路に入った。周回道路であるが、レポートは2つに分けてお送りする。
県道17号線を那須湯本の温泉街を抜けてさらに進むと、そのまま那須高原有料道路に入り料金所が見えてくる。
なお料金は後払い方式なため、入るときは通過である。


起点付近

料金所を過ぎるとまもなく、道路は二手に分かれる。直進するとロープウェーや大丸温泉などへ、
右に降りていくとつつじ吊り橋や八幡温泉、那須甲子有料道路などへ行くことができる。まずは直進してみた。


交差点前の青看板

二手に分かれる交差点

やがて那須ホテル横に展望台が見えてくる。ここからは関東平野を一望でき、時には筑波山も観ることができるそうな。



展望台からの眺め

展望台横の道路

展望台を過ぎた後は、ひたすら茶臼岳を真正面に見ながら高度を上げていく。
特に休暇村那須の横からは、見事な茶臼岳を観ることができた。



休暇村那須の横から見上げた茶臼岳

那須温泉ファミリースキー場を過ぎると、道はまた二手に分かれる。
直進はロープウェー乗り場へ。Uターンする形で右に降りていくと、那須甲子有料道路方向へ。
もちろん直進してさらに上へ。なお大丸温泉や弁天温泉もこの付近にある。


大丸温泉の交差点

さらに上へ

交差点からさらに上がっていくと、やがて那須岳ロープウェー乗り場が見えてくる。
有料区間もここが終点あるが、さらに上へ県道は続いていて、峰の茶屋まで車で行くことができる。


有料区間の終点にある、那須岳ロープウェー乗り場

レポートは料金所先の二手の交差点まで戻り、ここを右に降りていくルートへ。
すぐつつじ吊り橋を正面に観ることができた。吊り橋へは、この先の八幡温泉から歩いていくといいだろう。
八幡温泉の先で、また道路は二手に分かれる。道なりに左に進むとロープウェーや大丸温泉へ。
右に曲がると八幡料金所となり、那須高原有料道路を出て那須甲子有料道路へと繋がっている。
まずは道なりに上がっていくルートへ。


つつじ吊り橋

交差点前の青看板

那須高原有料道路のメインルートは、やはり那須湯本の料金所からロープウェー乗り場へまっすぐ上がっていく道路なので、
八幡料金所側からロープウェー乗り場へ上がっていく道路は、比較的交通量も少なく穴場的存在と言えるかもしれない。
こちらからも、茶臼岳を観ながら上がっていくことができるため、景観では決してメインルートには負けていないと思う。



裏ルート(苦笑)から見上げた茶臼岳

やがて大丸温泉の交差点で、メインルートと合流することになる。これで1周走り終えたことになった。
帰りは八幡料金所から有料道路を抜けた。有料区間は料金所までで、そこから先は県道であった。


メインルート合流前の青看板

那須高原有料道路八幡料金所

【感想】
さすがに那須岳だけあって、観光客は非常に多く、
特にロープウェー乗り場付近は非常に混雑していた。
天気も非常に良かったため、那須岳に登る人が多かった。
今回は時間の都合上、
ロープウェーを使って那須岳に登ることはかなわなかったが、
あの那須岳の雄姿を見ると、何度も訪れたくなってしまう。

2005年5月23日公開

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