下総利根大橋有料道路


下総利根大橋有料道路料金所

路線名 県道162号岩井関宿野田線
有料道路区間 坂東市〜千葉県野田市
総延長 3.1km
供用開始日 1990年1月11日
事業費 不明
料金 普通車  200円
大型車T  310円
大型車U  710円
軽車両等   20円
【現在の状況や問題点など】
茨城県道路公社は、よほど利根川に架かる橋を有料道路にしたいらしい。
現在も償還中の新大利根橋有料道路、既に無料解放された新利根川橋、
そしてこの下総利根大橋有料道路が3つ目。
利根川は大河川であるため、川幅が広く容易に新橋の建設がしにくいのはわかるが、
それにしても多すぎる気がする。
この下総利根大橋は、芽吹大橋の交通量増加に伴う渋滞が激しいため、
新橋を建設して交通を分散させて、渋滞を緩和させようと建設されたものである。
しかし実際には、思ったほど交通量がないそうだ。
それもそのはず、下総利根大橋には肝となる都市が周りにない。
芽吹大橋は、野田市と接続しているうえに東京寄りにあるため、
常磐道からの車も流入しやすく、利便性が高い。
一方下総利根大橋は、芽吹大橋より国道16号から奥まったところにあるうえ、
交通を呼びそうな都市もなく、利便性が低い。
坂東市側は広域農道と接続しているため、国道354号線や県道中里岩井線とも、
アクセスがしやすい環境にはなっているが、
猿島あたりになると国道4号線+境大橋経由というルートも考えられ、
わざわざ有料道路代を払ってまで通行する車は限られてしまう。
そもそも新橋をこの場所に建設した時点で、多大な交通量が期待できないわけで、
有料道路では無理があるのは素人でもわかる。
料金を150円に値下げするなど、なんらかの対策が必要であろう。

今回は、野田市側から坂東市を目指して走行してみた。
県道17号線から県道162号線に入ってしばらく進むと、下総利根大橋有料道路入口の看板が見えてくる。
ここが起点であるが、すぐ橋となるわけではなく、しばらくは橋へのアクセス道路が続く。


下総利根大橋起点。ちょっと失敗ぎみ。

県道7号線との交差点

県道7号線との交差点を過ぎると、ようやく下総利根大橋への上り坂に差し掛かる。
下総利根大橋は片側1車線。橋の頂上は結構な高さがあり、利根川を渡り始めてもしばらくは上り坂が続く。


下総利根大橋への上り

下総利根大橋

頂上の平坦部が終わると、下り坂となって利根川を渡り終える。下り坂が終わると、料金所は目の前。
料金所を過ぎ、最初の交差点が有料区間の終点である。


下総利根大橋下り坂。かすかに料金所が見える。

終点ちかく

【感想】
無料化されれば、付近の住民にとってこれほど使いやすい橋はないだろう。
橋自体は非常に走行しやすいため、もっと多くの交通量が見込まれないと、
橋がもったいない気がした。

2005年4月18日公開

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