利根かもめ大橋有料道路
利根かもめ大橋有料道路料金所
路線名 | 県道198号銚子波崎線 |
有料道路区間 | 銚子市〜茨城県鹿島郡波崎町 |
総延長 | 1.7km |
供用開始日 | 2000年3月18日 |
事業費 | 99.5億円 |
料金 | 普通車 200円 中型車 200円 大型車 300円 特大車 550円 軽自動車等 150円 軽車両等 20円 |
【歴史】 |
現在の銚子大橋は、1989年度の交通量が約25,000台/日と、 慢性的に渋滞が激しく、渡河交通のボトルネックになっています。 そこで新銚子大橋を建設して、交通の分散と渋滞緩和を図ることとなりました。 1994年に始まった新橋の建設は、5年半の歳月をかけて2000年に完成。 一般公募された愛称は「利根かもめ大橋」に決まり、 供用されると千葉県東総地域と茨城県鹿行地域を結ぶ幹線道路として、 両県の地域発展に大きく貢献することとなりました。 |
【現在の状況や問題点など】 |
銚子大橋の交通量を分散させる目的で建設された新大橋だが、 銚子大橋よりも10km弱利根川上流に架かっているため、 銚子市と波崎町の両中心部を結んでいる銚子大橋の大幅な交通量の分散は、 そもそも果たせないことはわかる。 旭市や八日市場市付近の住民にとっては、波崎町との交通には利用できるが、 神栖町や鹿嶋市方面との行き来では、小見川大橋を渡るほうが利便性がよく、 新大橋のメリットがない。 もちろん200円の通行料金を払わなければならないのもネック。 そんなわけで、現在1日4000台に満たない交通量に留まっている。 ただ地理的条件を考えれば、4000台程度でも頑張っているともいえる。 新大橋の建設にあたって、附帯事業として千葉県側の国道356号バイパス及び、 茨城県側の国道124号の拡幅整備を実施したそうだが、 この附帯整備によって新大橋に流れる車が増えたのだろう。 こういう附帯事業は、非常に評価できる。 新大橋の完成より国道の拡幅のほうが、地域住民に喜ばれていたりしたら、 本末転倒で悲しいものがあるが、少なくとも大河に架かる橋は、 ひとつでも多いほうが利便性のアップにつながるため、 新大橋の建設は正しい判断であったと思う。 通行台数は毎年確実に増えているため、 今現在で有料化の是非を判断するのは難しく、 今一層の通行台数の増加を願うのみである。 |
今回は、銚子市側から波崎町に向けて走行してみた。
県道73号を利根かもめ大橋に向けて走行してきた私は、国道356号線との交差点に差し掛かった。
交差点を過ぎると有料区間に入り、利根かもめ大橋となって利根川を渡っていく。
県道73号の青看板
利根かもめ大橋起点
さすがに河口付近の利根川だけあって、川幅は非常にあり新大橋も長い。
これだけ川幅が広いと渡りがいがあり、走行中も橋からの眺めを堪能してしまった。
道路は片側1車線。道幅もあり非常に走行しやすかった。
利根かもめ大橋上
利根川を渡り終えると、左カーブしながら下っていき料金所に達する。
料金所は自動支払機によっておこなわれている。
料金所を抜けると今度は右カーブとなり、国道124号線の旧道との交差点で有料区間は終了する。
料金所を抜けたあたり
利根かもめ大橋全景
【感想】 |
さすがに川幅が広く橋も長いため、渡りがいがあり、 200円の通行料金は高いと感じられなかった。 |
2005年4月1日公開