東総有料道路
東総有料道路料金所
路線名 | 主要地方道70号大栄栗源干潟線 |
有料道路区間 | 香取郡大栄町〜香取郡山田町 |
総延長 | 11.4km |
供用開始日 | 1988年4月21日 |
事業費 | 27億円 |
料金 | 普通車 200円 大型車T 320円 大型車U 730円 軽車両等 20円 |
【歴史】 |
東総地域の道路網は、南北方向には県道等の整備が進んでいますが、 東京、成田方面と連絡する東西方向の幹線道路の整備が遅れており、 地域発展の障害の一因となっています。 本道路は東関東自動車道と一体となって、 東総地域における効率的な地域道路の整備を図り、 もって地域の発展に寄与しようとするものであります。 |
【現在の状況や問題点など】 |
付近の道路事情に詳しくない私としては、あまり大きな事は言えないのだが、 どうもいまひとつこの道路の存在意義が見えてこない。 おそらく東関東道と銚子市・旭市、あるいは九十九里とを結ぶ、 アクセス道路としてこの道路を建設したのだと思うのだが、 どうにもインパクトが弱い。 大栄町側は東関東道大栄I.Cの近くなため、ほとんど接続しているようなものだが、 実際道路の方は有料道路でありながら、付近の一般道と平面交差しており、 信号が多数設置されている。 これでは付近の県道より多少ましな道路、というぐらいにしか見えない。 おまけに料金所は大栄側に一ヶ所あるだけで、 助沢I.Cから東は実際には無料で走行できてしまう。 こういう構造では、無料区間は大いに利用されるが、 料金所を跨ぐ区間はまず付近の住民は脇道を使うだろう。 これでは多い交通量は望めない。 実際東総有料道路は、1日2000台ちょっとの交通量しかない。 この交通量で運営はうまくいっているのか、心配なところだ。 まあ平面交差にしているため、事業費はさほどかかっていないし、 千葉県道路公社もそんなに多くの交通量を予想していなかったと思うが。 |
今回は、大栄町側から山田町を目指して走行してみた。
東関東道大栄I.Cから国道51号線に乗り、交差点を右折して東総有料道路に入った。
東総有料道路は片側1車線。
道幅はさすがに広くとられているが、対面通行の上一般道と信号による平面交差が何回もある。
実際東関東道をくぐり佐原市に入った後、早くも信号が現れた。その信号の先には、料金所を見ることが出来た。
料金所は自動収受機による料金収受を行っている。
国道51号線の交差点。右折すると東総有料道路。
東総有料道路起点。
すぐ東関東道をくぐる
このように信号による平面交差が、このあと何度も見受けることとなる。
料金所を過ぎると、ひとつ信号を挟んで栗源町に入り、この道路唯一のインター構造である、助沢I.Cが現れる。
助沢I.Cでは県道16号線と接続しているのだが、さすがに料金所がある大栄町方向とのハーフインターとなっている。
ま、これだけ信号があれば、それもあまり意味がない感があるが。
料金所〜助沢I.C間
助沢I.C前の青看板
助沢I.C
助沢I.Cを過ぎると、2つ目の信号で県道44号線と平面交差する。
平面交差なので、ここから先は言うまでもないことだが、無料で通行できる区間である。
県道44号線との交差点
その先は、なだらかに左カーブをして、この東総有料道路唯一のP.Aである、高萩休憩所が現れる。
ただ道中にはコンビニなどもあったため、この休憩所以外でも休憩を取れる場所はあるが。
右カーブ
高萩休憩所
休憩所の先は、県道114号線との交差点を越えて山田町に入り、県道56号線との交差点に突き当たり、終点となる。
休憩所の先
終点の交差点
【感想】 |
頻繁に信号があるため、さすがに高速走行は無理であり、 道路が空いていたとしても、この道路を使った時の時間短縮は、 さすがに限られると思われた。 日曜の昼間であったが、一番混んでいたのが休憩所というのも、 なんだかなという印象だった。 |
2005年3月22日公開