逗葉新道


逗葉新道料金所

有料道路区間 逗子市〜三浦郡葉山町
総延長 3.8km
供用開始日 1970年
事業費 不明
料金 普通車 100円
大型車 200円
大型バス 300円
二輪車  50円
【現在の状況や問題点など】
逗葉新道を無料化にしようと、地元逗子市はなんと1974年から、
公社側に申し入れしていたそうだ。開通の4年後のことである。
しかしその声は公社には届かず、開通から35年が経過した今でも、
料金徴収を続けている。普通車でも100円という通行料金は非常に安く、
有料道路でも地元にしっかり根付いた生活道路になっているのだが、
事業費の償還がとっくに終わった今となっては、
いいかげん無料化にしてやってもいいのではないかと思う。
通常道路整備特別措置法によって生まれた道路は30年経過した時点で、
事業費が償還できた出来ないにかかわらず、無料解放するのが原則。
ではなぜ逗葉新道が無料化されないなかというと、
逗葉新道自体が国道でも県道でも市町村道でもなく、
神奈川県道路公社所有のいわゆる私道だからなのだそうだ。
そのため事業費を償還した後でも、
数少ない黒字経営を続けているこの逗葉新道を無料化せず、
本町山中有料道路や三浦縦貫道路の赤字の穴埋めをしようとしているのだ。
卑怯といえば卑怯だが、公社の言い分もわからないではない。
ただこのまま永遠に料金を徴収し続けることは、やはり無理だろう。
キリがいいところで、道路の所有自体を県に引き渡すかして、
無料解放してもらいたいものである。

今回は、横浜横須賀道路の逗子I.Cから、葉山町に向けて走行してみた。逗子I.Cの料金所を過ぎると、
連絡道を経て逗葉新道に接続される。葉山方向に向かうと、本線に接続するあたりは上り坂になっていた。
その上り坂をひたすら上っていくと、やがて逗葉トンネルが見えてくる。


逗葉新道に接続したあたり

逗葉トンネルにむけての上り坂

逗葉新道はセンターラインにポールが立っておらず、どこにでもあるバイパス道路といった雰囲気である。
逗葉トンネルに入ると、建設年度の古さがあきらかに感じられた。ただ走行に支障をきたしてはいない。
逗葉トンネルを抜けると、もう遠くに料金所がかすかに見えている。


トンネルを抜けると、料金所が遠くに見える

料金所の横には、食事も出来るレストハウス逗葉があり、休憩所として賑わっていた。
料金所を抜けると、三浦半島中央道路が分かれる交差点となり、有料道路区間は終了する。


逗葉新道終点

【感想】
同じ神奈川県道路公社の他の有料道路と比べると、
建設年度の古さを感じさせ、それが地域に根付いた道路であることを、
感じさせるものがあった。

2005年3月3日公開

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